てんかん

奥野です

先日、『小動物てんかん臨床研究会』が主催する症例検討会とてんかん診療のアップデートの講演がありました。
この会の世話人をしている関係で参加しましたが、たくさんの先生方に参加して頂き、興味深い質疑応答もあり、
日常診療の現場でのニーズの高さを感じました。

『てんかん』はヒトとイヌでは1%、ネコでは0.5%の発症率という、非常に多くの患者がいる疾患です。

『てんかん』というと『ひきつけ』を想像されると思います。
全身がつっぱりガクガクと激しく揺れる状態ですが、これも『てんかん』の発作症状のひとつです。

『てんかん』とは、大脳からの異常な命令により、身体に何らかの症状があらわれる病気と定義されます。

その症状にはさまざまなものがあります。
1つの肢が突然動かなくなったり、飛んでいるハエを追いかけて咬みつくように空中で口をパクパクさせたり、
突然寝てしまったり、無目的に激しく走り回ったり、このような発作もあります。

大脳が異常な命令を出すようになる原因にもさまざまなものがあるため、『てんかん』の診断には
それらを探して、大脳の異常があることを証明しなければなりません。
当院は、この診断を得意にしています。

『てんかん』の診断をする際に、最も重要なのは、ご家族の観察眼と記録です。
『あれっ!?! これ何だ? 何が起きたの?』という不可解な症状がみられた場合
できるだけ細かく、見られた時間、続いている時間、どのように始まったか、その時呼びかけに反応したか、
顔の様子は?眼の動きは?右も左も一緒に動いている?、直前に何があったか、
いろいろな細かい情報を思い出せる限り書き留めておいてください。

『てんかん』は、早期に診断して、治療に入る方がコントロールできる可能性が高いと考えられます。
『てんかん』の治療を開始すべき時期の基準に関しても、世界的に新しい基準が使われるようになりそうです。

もっと、たくさん、細かく説明したいのですが、スペースの関係で今回はここまでとさせていただきます。

ご興味があるかたは、お問い合わせください。