骨の手術

北風が強いですね。

通勤にはできるだけ自転車を使う方、深井です。

さてさて、昨日の中島先生のタイトルに便乗してみました。

骨の手術・・・そう、骨折です。

近年、トイ犬種の人気が高いこともあり、骨折が実は多いんです。この場合、たいてい前足、橈尺骨の骨折です。理由は飛び降り事故や転落事故・・・つまり着地に失敗してしまって。ということになります。

トイ犬種といっても体格にある程度の差がありますが、前足の骨の太さは5mm前後の子が多いんです。身近なもので例えると割りばし程度の太さと思っていただければよいかと。

なので、無理な力がかかると折れてしまうことが多く、ちょっとした高さ・・・30cm程度からでも事故が起こってしまうことがあります。よくあるのは、抱っこしていて下ろそうとしたとき、ソファーや椅子から飛び降りて・・・といったものでしょうか。

では、骨折が起こってしまったら??

当院では、プレート固定法と呼ばれる骨の上にインプラントを設置して固定する手術方法を用いることが多いです。そのほかにも創外固定と呼ばれる方法もあります。よく質問されるいわゆるギプスですが、実はこの良く骨折してしまう前足の部分、いわゆる下腕は橈骨と尺骨という2本の骨があり、この両方が折れてしまっていることが一般的です。この場合、ねじれの動きに対する固定がギプスではできないため、一般的には不適応とされています。なので、どうしても外科手術が治療になってしまいます。

このトイ犬種の骨折はきちんと適切な治療方法を選択すれば、一般的にはちゃんと骨は治ってくれます。

しかし、外科手術・・となると、大きな治療ですし、骨折は全治までの期間としては半年は見込まれますので、治療期間も長くなります。手術しないに越したことはないので、日常の中でちょっとしたところに注意してあげてください。

 

ちなみに・・・猫ちゃんは骨折の主な原因は外に出てしまっての交通事故が多いです。骨折部位は様々ですが、比較的後ろ足、骨盤が多いかと思います。車などに出くわすと一度立ち止まって確認してしまう習性から避けきれないことが多いのかと。また、自宅内でも吹き抜けからうっかり転落・・・なんて事故もありますので、猫さんの飼い主さんも猫だから高いところから落ちても大丈夫・・・と安心しないようにしましょう。

今週、3件分の骨折手術してた深井でした。