イヌとネコのてんかん

奥野です

獣医の世界で『てんかん』に関する診断や治療の基準が提案されました。

国際獣医てんかん特別委員会からの提案です。

獣医神経病学会のホームページからダウンロードできますので、たくさんの獣医さんに読んでもらいたいと思っています。

なぜこのような提案がされたか?ですが、獣医師同士で病気の話をする際に、正確に伝えるためには単語について共通の認識が無ければならないからです。相談や議論をする際にとても重要なことです。

獣医師同士でも難しい病気の話を、飼い主様とどのように進めていくか?

てんかんの診察で難しいと感じているのは、実際の症状をみることが非常に稀であるために、飼い主様の伝えて下さる症状をこちらが正確に理解できていないのではないかと思うところです。

正確に理解するために、何度も何度も表現を変えながら、尋ねることもしばしばです。

てんかんの症状は、代表的なものは意識が無くなり倒れ、全身がつっぱったり、四肢をバタバタさせたりするものですが、身体の一部分だけ、例えば口周りや一つの肢だけが意思とは関係なく動いたり、身体がある方向を向いたまま動かなくなったりするものもあります。

見られた症状を正確に表現することは非常に難しいですし、正確に伝わったかを確認することも難しいと思います。

そのような時に役に立つのが動画です。

症状のはじめから終わりまでの動画でなくても、十分参考になりますし、質問をする際にも非常に助かります。

今では皆さんがお使いの携帯電話の撮影機能が非常に良くなっています。

もし、てんかんを疑うような症状がある時には、ぜひ撮影してお持ちください。

症状の一部でも構いませんので、けいれんなどの症状がみられた場合、ワンちゃんネコちゃんの安全を確保したうえで、撮影してみてください。

動画の撮影は、てんかんの診断だけではなく、歩き方の異常の確認にも役立ちます。

ぜひ、チャレンジしてみてください。