循環器科

動物の循環器について

循環器担当 獣医師 中島ちひろ

循環器担当 獣医師 中島ちひろ

目次

  • 0:00 飼い主様の来院の理由
  • 0:58 担当ドクターの紹介
  • 1:36 循環器ではどの様な病気が多いですか
  • 2:48 弁膜症とは
  • 4:05 どのように治療するのか?
  • 4:53 アニマルクリニックこばやしの強みは
  • 5:10 飼い主様が気をつけた方がいいこと
  • 6:15 この仕事で一番うれしいことは?

外科的な根治治療と低侵襲な治療

ここ数年、動物の循環器の分野では画像診断装置、医療機器、医療技術の進歩によって心臓病に対する治療の選択肢が大幅に増えました。 特に、人工心肺を使用した体外循環法により心臓病に対する外科手術が可能になり、近年では高齢の小型犬で発症が多い僧帽弁閉鎖不全症に対しての外科手術は一般的に普及しつつあります。 また、疾患にもよりますが、先天性心疾患に対する根治的な外科手術も可能になりました。当院でも、弁膜症に限らず先天性心疾患についても手術を実施しております。 個々のケースにもよりますが、今までは見守ることしか出来なかった心臓病が治せるかもしれません。 また、動脈管開存症などの疾患に対してはカテーテルを使った低侵襲な治療も実施しております。 諦めずにご相談ください。

当院にて診断または治療をおこなった疾患(例)

先天性疾患

・動脈管開存症 ・肺動脈狭窄症(弁性、弁上部) ・大動脈狭窄症(弁性、弁下部) ・心室中隔欠損症  ・心房中隔欠損症 ・房室中隔欠損症 ・僧帽弁狭窄・僧帽弁異形成 ・三尖弁異形成・エプスタイン奇形 ・ファロー四徴症 ・両大血管右室起始症 ・アイゼンメンジャー症候群 ・部分肺静脈還流異常 ・大動脈弁二尖弁

後天性疾患

・僧帽弁閉鎖不全症 ・三尖弁閉鎖不全症 ・フィラリア症 ・肺高血圧症 ・肥大型心筋症 ・拡張型心筋症 ・拘束型心筋症 ・不整脈原性右室心筋症 ・血栓症・梗塞 ・大動脈弁閉鎖不全症 ・疣贅性心内膜炎 ・心臓腫瘍(心臓、心膜発生含む) ・心タンポナーデ ・左房破裂 ・心筋炎

不整脈疾患、心電図異常

・上室期外収縮 ・上室頻拍 ・発作性上室頻拍 ・心室期外収縮 ・心室頻拍 ・心房細動 ・発作性心房細動 ・心房粗動 ・房室ブロック(第2度、第3度、高度) ・洞停止 ・洞不全症候群 ・房室解離 ・WPW症候群 ・脚ブロック

治療についての考え方

一方で、動物の一生を考えた時に、高齢の動物では心臓病以外にも複合的な疾患が多く発生します。 我々は、その中での循環器の役割というものを考えながらも高度医療だけでなく、その動物にとってより良い生活が維持できるような総合的な医療も実現していきたいと思います。 時には漢方などの東洋医学を利用したり、シニアケアなどのリハビリテーションや栄養学的なサポート・生活環境へのアドバイスをさせて頂いたりと、“直接循環器ではないが関連分野”にも積極的に関わっていきます。 まずは心臓病や不整脈などについて、心配なことがあるようでしたら遠慮なくご相談ください。

僧帽弁閉鎖不全症の手術について

         

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